守護霊(7)~著書「指導霊」より3
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他界後に行く場所を決めたのは誰?
先生の返答に若い女性の霊魂は反論します。
私は病院で辛い思いをした上に死んだら地獄のような世界に落とされた。だから神などいるわけがないと。
霊魂の先生は、貴方は誤解していると言いました。
「死後、どんな世界に入るのかを決めるのは、神様でも仏様でもありません。その証拠に貴方は神様や仏様に裁判されましたか?」
若い女性が答えた。
「いいえ、死んで気が付いてみたら、恐ろしい世界にいたんです。」
「そうでしょう。誰も貴方をそんなところに行かせるなんて、決めていないんです。第一、行ないが悪くて辛い世界に入るのであれば、何が悪いのかを説明してくれなければ、意味が分からないし、反省も出来ないでしょう。」
若い女性は黙ってしまった。
「本当は誰かがそこに落としたのではなく、貴方の「霊魂の体」がそこに行っただけなのです。
誰が決めたわけでもないのです。」
「じゃあ、私の体が勝手に行ったって言うんですか?」
「勝手に行ったというよりも、自然にそこに向かったのです。」P.32 第二章 この世で
霊魂の先生が言っているのは、そもそも善悪などという判断する人によって結果が変わるような要因で死後の世界が決まるわけではないということです。
肉体の死を迎えて機能を停止しますと、肉体と重なっていた幽体は死後の世界に行くことになりますが、その行き先はあくまでも幽体が過ごしやすい場所にすぎません。そこがお花畑に囲まれているような場所なのか、鬼が住んでいる場所なのかはあくまでその場所の特徴を示しているだけです。
下の世界に落ちた原因は?
それでは、なぜ若い女性の霊魂は死後に辛い世界に行くことになってしまったのでしょうか?
霊魂の先生はこう言いました。
「貴方の場合は、病院に長くいました。おそらく、そのために幽体が不健康になったのです。」
P.33 第二章 この世で
現代はどこに行っても霊的状況が悪いのですが、特に気を付けないといけない場所がいくつかあって、その代表的な場所が「学校」と「病院」です。
なぜそれらの場所が霊的に危険な場所になっているのかには理由があって、肉体の脳に理性が芽生え始めた時期ですし、何かあれば感情で動く人たちが一定時間教室でじっとしています。また、「病院」は肉体が不調な人が入院しています。肉体が不調になっている人は幽体も不調になっている可能性が高い可能性があり、それらの人々がベッドでじっとしています。不道徳な霊魂からすれば幽体が不調でじっとしている人はイタズラしやすいのです。
自分の幽体の状態が良いのか悪いのかといったことはもちろん大切なのですが、一定の時間を過ごす場所も大切なのです。場所が悪いと霊的な危険に晒される可能性が高くなります。
(続く)
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