脳と心
人の心は肉体の脳が主導権を握っています。
物事を肉体の脳がどう認知するかによって、心が楽になったり苦しくなったりします。
同じ環境にいても、ある人は楽しく感じているのにある人は苦しく感じます。
なぜなのかはわかりません。
楽しい人は気にも留めないかもしれませんが、苦しい人にとっては同じ環境にいるのに楽しんでいる人のことがさっぱり理解できません。
裏を返せば、自分がなぜ苦しいのかすら分からないかもしれません。
そんな分からないことだらけの自分の心を頼りにして人生を歩いていくしかないのが人間です。
心とは何なのでしょうか。
ここで言う心とは肉体の脳のことです。
肉体の脳は優秀なのかもしれませんが、薬によってその機能をいとも簡単に変化させます。
暴れている人でも薬を注射すればおとなしくなります。
心が沈んでいる人でも薬を飲めば元気になったりします。
心は英語でハート(heart)といいますが、心自体は心臓にはありません。やはり心は脳の機能です。
ということは、脳が表現するものが心とするならば、薬で変化させることができる心というのは、人間という生命体の一つの性質を表しているかもしれませんが、本質ではないかもしれません。