『 ストレス対処 』は自分に合った方法で

悩む人

 

 

マインドフルネスの目的

 

マインドフルネスは、今という瞬間に意識を向けて自分自身が「今まさにそこに存在しているということを知る」ことによって、ストレスによって頭の中を駆け巡る思いや感情に心を支配されないことや、ストレスが与える脳の機能の誤作動を修正するためのツールです。

 

そして瞑想は、今の瞬間に意識を向けるためのツールとして使用するというのが、欧米で流行しているマインドフルネスの考え方です。

 

目を閉じてただ座っているだけならば誰にでもできますが、マインドフルネス瞑想という宗教的要素を取り除いたものであっても、やり方というものは存在するわけでして、やはりここは何回も指摘していますが自己流で行なうのは危険です。

 

また、誰にでも瞑想が効果があるわけでもありません。

 

例えば、重いうつ状態にある人や大きな心的外傷を抱えている人は、瞑想を行なうべきではないと思います。

 

 

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自己流瞑想の危険性

 

瞑想のように表面意識のレベルが下がるような行為を行いますと、普段は忘れてしまっているような意識やさらに深い意識が表面に出てこようとします。

 

この時、心の表面にはさまざまな思いが湧いてきますので、心理的に辛い時には症状をさらに悪化させてしまう恐れがあります。

 

したがいまして、大切なことは自分の体調を常に考慮しながら、瞑想は無理だと判断するのならば、まずは20分くらいのウォーキングを始めてみるとか、カウンセラーや心理療法家などの社会的支援を受けるとか、できることを少しずつ行っていくことが重要です。

 

そして、ある程度心身が回復してから瞑想を行なっても遅くはありません。

 

 

『 ストレス対処 』は人それぞれに合った方法がある

 

マインドフルネスという考え方は、正しい指導者について行なえば効果があります。しかし、万人に適合するというツールであるとは限りません。

 

人には多様性がありますので、じっと座っていることが苦手な人がわざわざ瞑想を選択する必要などありません。

 

適度な運動がストレス軽減に効果があるということは、運動を実践しておられる方は時間されていると思いますし、親しい人達と楽しい時間を過ごすことも同様ではないかと思います。

 

要は、ストレスを溜め込んで不意に爆発させることがないように、常日頃から自身に合ったストレス対処の方法を見つけて、地道に実践することが大切なのです。