【水波霊魂学】現代人と祈り(4)

キャンドル
 

人間の思いは霊魂に届くことがあります。

 

特にその思いが強ければ強いほどその確率は上がるかもしれません。

 

ただし、その思いが誰に届くのかが非常に重要で、仮にそれが未熟な霊魂であった場合はややこしい問題が起こる可能性があります。

 

大切なことは自身の思いが、高級な霊魂に届くようにすることなのです。

 

そのためには、自分を変えるしか方法はありません。

 

具体的に言えば、高級な霊魂と交流できるように、自身の幽体を成長させるということです。

 

 

地上にいる霊魂は、基本的に幽体を持つ存在です。

 

そして、人間は肉体を持った幽体であると表現することもできます。

 

幽体同士の意思疎通は、お互いの幽体のレベルが似かよった者同士でないと成立しません。

 

霊魂同士であっても、幽質界の上のほうにいる霊魂と下のほうにいる霊魂は、その霊的な距離が遠くなればなるほど意思疎通ができなくなります。

 

同様に、人間の幽体についても、自身の霊的な状態によって意思疎通できる霊魂が決まります。

 

幽体が成長していれば上のほうの霊魂と、不調であれば下のほうの霊魂になります。

 

 

祈りというのはとても大切な行為です。

 

なぜなら、それが霊魂との接点になるからです。

 

現世利益を祈るのではなく、神を真剣にかつ真面目に求めるのであれば、その人の幽体のレベルに近い霊魂に届きます。

 

そして、その霊魂がその人の守護霊を補助する霊魂であったのなら、その霊魂を通じてその人の守護霊に思いを伝えることができるのです。

 

さらに言えば、人間が真剣に神を求めることによってはじめて、守護霊とその配下の霊魂は、人間の自由意思により、正々堂々と未熟な霊魂を排除することができるのです。

 

前回も書きましたが、祈りという行為を過去からの慣習で済ませるのではなく、それがもしかしたら人生の幸不幸を決めることがあるということを意識して、祈りの内容を考えることが重要です。

 

 

<参考文献>
『たましいの救い』水波一郎著