【水波霊魂学】幽体は物質のナイフでは切れません
肉体と幽体は別個の意識体
肉体には幽体という霊的な身体が重なっています。
肉体の脳にも重なっていますので、その部分が幽体の脳ということになります。
肉体も幽体もそれぞれ別個の意識を持っていますので、肉体が考えていることと幽体が考えていることが一致しないこともありますし、真逆の場合もあります。
幽体は肉体のサイズよりも大きくなったり小さくなったりしませんので、生きている間に肉体のかたちが変わるようなことが起こっても基本的にはそのまま残っていることになります。
肉体と幽体が感じていることは違うことがある
仮に、事故か病気によって不幸にも手の指を1本切断したとします。この時、肉体の指は1本なくなっていますが、幽体はそのまま残っています。
先ほど書きましたように肉体と幽体は重なっていますが、これらを接着している接着剤のような役割を果たす気がありまして、これを水波霊魂学では間気(かんき)と呼んでいます。
肉体の指が1本なくなったとして、それに重なっていた幽体の指はそのまま残っているということは、切断された当初は、これらを繋いでいた間気も残っています。
間気という気は物質ではありませんが、肉体という物質に接している気ですので、物質に近い性質を持っているようです。
そして肉体の指がなくなったことで、間気は身体外部に出ているようなかたちになります。
間気はなぜなのかは知りませんが、暗いところで物質化しやすいらしく、指を失くした人が暗いところにいますと、指の間気が物質により近い性質に変化するために、無いはずの指があると感じることがあるようです。
さらに肉体の認識と幽体の認識もずれてしまいます。つまり、肉体の脳は自分の手を見て指が4本だと思いますが、幽体の脳は5本だと思っています。
肉体の指が1本なくなったことは分かっていますが、自分(幽体)の指はなくなっていませんので5本あると思っています。
肉体の心と幽体の心は常に一致しているわけではありません。
幽体の心は肉体の心にさまざまな影響を与えうるのですから、やはり幽体の心を知らなければ自分の正体など分かるわけがないのです。