【水波霊魂学】激しい感情で人生を壊さないために

男と影

 

人間関係の悩みは大なり小なり誰にでも付いて回るものです。

 

そうした悩みを誰かに相談している方もおられると思います。

 

ただ、仮にそれが上司と部下の関係とか、夫婦関係とか、嫁姑関係というような、比較的誰にでも起こりうる悩みについて、世代の違いによる考え方の違いや、人間一人一人の個性や抱える事情の違いを考えずに、相談を受けた側がありきたりな回答をしてしまうと、それを真に受けた相談者がアドバイスされたことをそのまま実行して、さらに話がややこしくなってしまうことがあります。

 

そもそも対立というものは、それぞれの側に考え方や常識の違いがあり、そのためにお互いが相手がわかってくれないと感じているから起こるものです。

 

人は自然に仲が良くなるというよりも、お互いの考え方や個性を理解しあうから親しくなるのだと思います。

 

とすれば、相手の考え方や個性が理解できないとか共感できない場合は、対立する可能性が高いということです。

 

年に1回会うか会わないかという人ならばまだしも、毎日顔を合わせる人と対立することは普通は避けたいと思う方が大多数だと思います。

 

もしも、人と対立してしまった時は、相手には個性があって考え方や常識が自分と違っていて当たり前だということを念頭に置いて、冷静に対処する必要があります。

 

ここで感情に流されたり、自分は正しくて相手が悪いという善悪に支配されてしまいますと、人間関係が壊れるだけではなく、仕事や家庭をも崩壊させてしまうかもしれません。

 

自分にとって『一番大切なものは何か』ということを忘れてしまうほどの激情に襲われることは危険なのです。