【水波霊魂学】新刊『 ガンバレ!動物霊魂 – 幽霊狸と仲間達の戦い』のご案内
水波霊魂学の新刊が発売されました。
著者は、水波一郎先生です。
タイトルは、『ガンバレ!動物霊魂 – 幽霊狸と仲間達の戦い』です。
今回は、動物の霊魂をテーマにしています。
あらすじを簡単に書きますと、一匹のタヌキ(名前をポコと言います)が交通事故で死んでしまいました。
死後の世界に入ったタヌキは、残された妻子に会いたい一心で何とかこの世に戻ってくるのですが、霊魂となって戻ってきたタヌキは、自分がこの世に生きている時はまったく知る由もなかった、動物達の悲しい現実を知ってしまいます。
義憤を覚えたタヌキは、残酷な人間たちを懲らしめようと仲間を集めることに奔走します。
動物の霊魂達が団結して人間に対して戦いを挑もうとするのですが、動物達は勝てるのでしょうか。
動物の霊魂たちの努力は報われるのでしょうか・・・。
今回なぜ『動物の霊魂』をテーマにしたのか詳しいことは分かりませんが、まずはこの世の霊的環境を変化させることができるのは『人間』のみであるということがあるのかなと思います。
つまり、人間がこの世の霊的環境をどんどん下げてしまったために、他の動物たちもその悪い影響を受けてしまっているということです。
さらには、人間は食べないのに動物を殺す残酷な生き物だということを忘れて、自分は愛の人だと勘違いしている人があまりにも増えてしまったということがあるのかもしれません。
「気持ち悪いから」、「家を建てるから」、「道路を作るから」・・・。
人間はこの世にいる時に無数の動植物を殺していますが、それだけにとどまらず、殺された動物の死後をも暗くしている現実を、本書をお読みいただくことでご理解いただけるのではないかと思います。
ここで本書の一節を引用したいと思います。
タヌキが仲間を探している時に出会った犬の霊魂の言葉です。この犬は野良犬で殺処分されて死にました。
「つまり、僕達が怒っているのは、食べもしないのに殺されるからなんだ。ここにいる犬達は、ガスで殺されたんだ。ものすごく怖い思いをしたんだよ。
それを怒っているんだし、それが怖いからこそ、これから殺される動物を助けたいんだ。
(略)
自然の変化で死ぬのなら、僕達は覚悟ができるんだ。本当は人間が環境を変えたのかもしれない。でも、そんな事に気づく動物はいない。
動物は昔から、自然が変化して食べ物がなくなったら、移動して、それでも駄目なら、死んできたんだ。それを恨んでも仕方がないことくらい、皆、分かっている。
だから、環境問題で死ぬのなら、諦められるんだ。
でも、ガスで殺されるのは嫌なんだ。」
『ガンバレ!動物霊魂 – 幽霊狸と仲間達の戦い』(水波一郎著)より