書籍紹介「 霊的能力の謎 – 霊能力者、霊媒の真実 」
『 霊的能力の謎 – 霊能力者、霊媒の真実 』のご紹介
今回は前回に引き続きこれまで紹介したことがなかった水波先生の書籍のご紹介です。これから数回に分けて水波先生の著作について紹介をしていく予定です。
この書籍は2016年1月25日に出版され、霊的な能力について霊能力者と霊媒にスポットを当てて解説しています。
霊的な分野は、科学で証明されていませんのでさまざまな説を唱える方がおられます。
自説を主張するということは、他の説を否定するという面があるのですが、この国ははっきりとものを言うことが憚られる風潮があって、オブラートに包んだような表現を取ったり、いわゆる玉虫色で済ませることが多いように思います。
しかし、本書は霊能力者や霊媒師と言われる方にはインチキ、ニセモノが多いと断言しています。もちろん、何の根拠もなしにそのようなことを言うはずはなく、なぜインチキなのかについて詳しく解説されています。
インチキ霊能者に引っかかって金銭を巻き上げられるということはあってはならないことなのですが、本当の不幸はそこではありません。
霊能力者や霊媒師と言われる方や、いわゆる霊感が強いとなぜか自慢げに話している方には間違いなく霊魂が関与しています。それが一番の不幸なのです。
本人は自分に特別な能力があると勘違いしているのかもしれませんが、実際は特別な能力ではなくただ単に霊魂に干渉されているだけです。そして、彼らを頼って相談する人にもこれらの霊魂が悪さをする可能性があります。
詳細は本書を読んでいただければ、霊が見えるということがどれだけ危険なことなのかが理解できると思います。
言いかえれば、本書を読んでもなお、霊能力に憧れたりするようであれば、本当の意味で救いようがないと言えます。
いつものごとく、目次とまえがきを引用します。なお、アマゾンには「なか見!検索」機能があって、PCでは冒頭部分の閲覧ができますので、そちらも参照ください。
目次とまえがき
目次
はじめに
第一章 霊能力者の現実
1 霊能力者は詐欺師だらけ
2 高級霊能力者などいない
3 オーラに色はない
4 霊能力は潜在能力ではない
5 霊能力者に関わるなかれ
第二章 霊能力者の世界の悍ましさ
1 霊能力者に関与する霊魂は邪霊?
2 霊能力者に出来る事はほとんどない
3 真面目な霊能力者は消えていく
4 霊感はないほど良い
5 霊能力の世界は魔物だらけ
第三章 霊媒師の末路
1 霊媒師のほとんどはニセモノ
2 霊媒は育ちにくい
3 霊媒現象が起きるには
4 霊媒現象の成功のためには
5 霊媒の苦しみ
第四章 霊媒の条件
1 ニセモノ霊媒の出現
2 霊媒の誕生には指導者が必要である
3 霊媒現象は邪悪な霊魂が一番上手である
4 高級霊媒になる条件
5 ニセモノからの脱却
第五章 霊能力の開発
1 「宗教とは無関係」と言う霊能力者は危険
2 チャクラ開発で霊能力者にならないように
3 『気』を使うのは霊能力か?
4 気とは何か
5 伝統的な修行場での霊能力開発
第六章 霊媒現象を起こす為には
1 滝場の霊魂
2 ニセモノ霊媒の見分け方
3 高級な霊媒現象
4 高級な霊媒現象には大勢の霊魂が要る
5 高級な霊媒現象が起きる環境
第七章 霊能力の未来
1 本物の霊能力者には複数の霊魂が付いている
2 霊能力者が増えると邪霊も増える
3 霊能力者は大金を得ても不思議はない
4 霊的障害から身を守る為に
第八章 霊力の強化が必要
1 霊能力者と霊媒の共通点
2 霊魂が関与しない霊能力
3 霊力を付けよ
4 不道徳な霊魂に負けない力
第九章 高貴な霊的現象
1 高級霊媒の現実
2 歴史的達人の霊媒現象
3 高級な霊能力者も不要?
4 神霊霊媒
おわりに
はじめに
霊的な能力を求める人は多い。また、困った時に霊能力者に相談したり、他界した人の思いを知りたいと、霊媒師を尋ねる人もいる。
その結果、大勢の人達が怒っている。そうした怒りの声は、インターネット上を飛び交っている。それは、無理もない事である。世の中には、インチキや詐欺の類が大勢いるからである。
ただし、全てが詐欺やインチキなのかというと、そうではない。実は、本人はまじめに仕事をしているつもり、という人もいるのである。ところが、そうした人達もインチキだと言われてしまっている。
それは、人々の求める本物が、真面目な人ではなく、当たる人だからである。看板を上げている霊能力者が本心から奉仕しているつもりであっても、当たっていないと、インチキと言われるのである。
それは、人物が詐欺師でなくても、能力がインチキと言われるのである。
また、逆に、時々当たるのは確かなのであるが、性格に問題がある為に信用を失ってしまう人もいるらしい。こうした人は詐欺師ではなく、人気のない人なのであろう。一口に霊能力者、霊媒と言っても、実は様々である。一人一人違っている。しかし、共通項はある。その能力が本物であって、インチキでない場合は、共通する部分がある。それは、霊的な能力が人間の持つ能力である為に、人間の機能を使用して起こっている為である。サッカー選手がボールを蹴る時、どんなに上手な人であっても、使うのは足の筋肉である。そうである限りは、誰であっても疲労する部位があるし、怪我をしやすい部位もある。そうした点は共通するのである。
そうした部分を調べれば、本物の霊能力についても、理解が深まるのである。
私達はまず、そうした事を知らなければならない。霊能力者の現実や、能力の真偽、霊能力の原理や霊能力の開発方法、そして、霊能力の価値、こうした事をきちんと調べる必要がある。
そして、それは霊媒も同じである。死者を呼び出す霊媒師ばかりではなく、霊魂からの教えを発表している人達もいる。こうした人達は、社会に大きな影響を与えている。
こうした能力の仕組みに関しても、調べてみる必要がある。本書では、霊的な能力について、霊魂学からの視点から語っていきたいと思う。
引用元:水波一郎著 「霊的能力の謎 – 霊能力者、霊媒の真実」 はじめに
最近は有名人がヨーガや瞑想を行なっていることがニュースになっていますが、ご本人は肉体の健康のために行なっているつもりでも、これらは宗教における修行法に他なりません。
宗教行為には霊魂の関与する確率が高くなります。なぜなら、この世にいた頃に修行者だった霊魂がこの世にたくさんうろついているからです。
彼らは高級霊魂ではありません。かといって悪霊でもありませんが宗教に関与する霊魂は、テクニックがあることが多いので特に注意が必要なのですが、先程も書きましたように本人は健康法のつもりでしょうから、何を言っても無駄なのでしょう。
気の毒ですが仕方がありません。