カルマ ー カフェのBGM

カフェ

 

 

カルマは脳内BGM

 

カフェとか喫茶店には店内にBGMが流れていることが多いと思います。流行っている店に入りますと様々な音にかき消されて何の曲が流れているのか分からないことも多いですし、そもそもBGMなど気にしていない方も多いと思います。

 

カフェにやってくる目的も人それぞれです。仕事の打ち合わせに来たのか数人で何やら話し込んでいる人もいれば、パソコンの画面に集中している人もいます。SNSをしているのかゲームをしているのかスマホを操作している人もいれば、静かに本を読んでいる人もいます。

 

何かに集中している時には、店内のBGMなど気になりませんし、耳にも入ってきません。むしろ邪魔しないくらいの音量で流れているのがBGM(background music)なので、大音量で流されると困ってしまいます。

 

これを心というものに置き換えて考えた時に、表面の心に何の影響も与えないのならば心の奥にあるいわゆる霊的な悪影響(カルマ)のことなど何の心配もいりません。それは音が聞こえないBGMのようなものです。

 

ところが、音量ゼロのBGMならいいのですが、カルマというBGMはある日突然心の奥で流れ始めます。最初は気づかないほどの音量です。楽曲の内容も歌詞の内容も何も分かりません。

 

それが時間の経過とともに次第に音量が上がってきます。

 

「何の曲だろう?何か歌詞があるようだがはっきりと聞き取れないな・・・。」

 

この段階では、スマホをしたり誰かと歓談したり本を読むといった、何か別のことに意識が向かえばBGMの存在は忘れることができます。

 

この段階で済めば良かったのかもしれませんが、BGMの音量はさらに大きくなり、他のことをしていても常にBGMの音が気になって仕方がない状態になってしまいました。そして、この時に流れているBGMはたいていの場合、自分を不幸に導くような楽曲です。

 

何をやっていてもかき消すことができなくなった時に、人は頭の中に鳴り響いている楽曲を外部に表現してしまいます。もはやバックグラウンドではなくフォアグラウンドで流れている曲はBGMではなく、自身の心の「叫び」であり「表現」となってしまいます。

 

この段階までくれば歌詞の内容も曲調も肉体の脳が分かっている場合もあります。分かりやすい例では「誰でもいいから殺したい」です。

 

 

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心の奥から流れるBGMへの対処方法

 

この例えがうまく伝わっているのかどうか不安ですが、カルマは肉体の意識とは関係のないところでいきなり浮いてきます。私たちがカフェのBGMを指定できないようにいつどんな楽曲が流れてくるのか分からないのです。

 

そんなBGMの悪影響を受けないためにどうすればいいのかということになりますが、方法はいくつか考えられます。例えば、BGMを流す機械を撤去するとか、それが無理でもせめてBGMの音量を限りなくゼロにするということです。

 

もう一つ、BGMの曲がかき消されるくらいの心地よい音楽を大音量で流すということも考えられますが、店内ならまだしも今回は心の中の例えですので、そういう状況を作り出そうとすれば一日中酔っぱらっているか、違法薬物でラリっているのが関の山で、それでは日常生活を送ることはできません。

 

日常生活を維持しながら、心の奥で流れるBGMに対応する方法は私が知る限り、ひとつしかありません。それは当ブログでも紹介している水波霊魂学を学び、1日あたり5~10分で済む霊的修行を実践することです。

 

心の奥とは幽体の心ですので、医学や心理学ではどうにもなりません。肉体の心の在り方を変化させてもどうにもなりません。

 

「誰でもいいから殺したい」と頭の中がいっぱいになっている人が、手当たり次第に人を殺し続けるわけではありません。店舗で殺すための道具を購入した時には店員に「ありがとう」と言っているかもしれません。ここで殺すと心で決めた場所に向かっている時にたまたますれ違った人は誰も殺されていません。

 

頭の中が不快なBGMに占領されて、どうにもならなくなった時に爆発するのであって、それまでは法に触れずに生きている大多数の人たちと何も変わらないのです。

 

他人の心は分からないといいますが、じつは自分の心も分からないのです。人は表面の心だけで生きているのではありません。自分の心の奥に悍ましい心情が潜んでいるかもしれないと気付けるかどうかが運命の分かれ道になります。