【雑感】疑わしきは罰する世の中

疑い

 

はしか(麻疹)の感染が、急速に拡大しているようです。

 

8月14日に幕張メッセ(千葉県)で催されたコンサートに来場した方が、後日はしかと診断されたことは大きく報道されました。

 

国立感染症研究所の統計によりますと、9月7日現在で感染者は82人となっており、都道府県別では大阪府が26人で最も多く、千葉県18人、東京都11人、兵庫県10人と続いています。

 

はしかを起こす麻疹ウイルスは感染力が非常に強いそうで、インフルエンザウイルスの数倍ともいわれているそうですので、ワクチン接種をされていない方は特に注意が必要です。

 

 

さて、現代の日本社会において、仮に感染力が強くて治療法が確立していない疾病が流行した場合、かなり悲しいことが起こりはしないかと心配しています。

 

例えば、感染者の家族や接触した人に対して、「もしかしたらあなたも感染しているのでは?」という疑惑を向けるだけではなく、それらの人を感染の有無にかかわらず、社会から排除するような動きが起こるのではないかと本気で心配しています。

 

私は「疑わしきは罰する」世の中は、住みにくいと感じています。