【水波霊魂学】祈りが届くための前提と心構え

祈り

 

世の中の常識は、私たちが生活している物質の世界で作られているのは言うまでもありません。

 

死後の世界を信じている人であっても、あくまでも物質の世界に住む自分の目線からあの世というものを見ています。

 

無神論者には無関係なことですが、仮に霊魂が実在して一人一人の人間に守護霊とか指導霊がいるすれば、これらの存在に対する基本的なスタンスは「守護霊様どうかお願いします。私を助けてください。」となることが多いと思います。

 

その結果、どうなるのかといいますと、祈りの内容が「今度受験なので合格させて下さい」とか「プロのサッカー選手になれるようにして下さい」ということになります。

 

当然ながら、守護霊がこんな現世利益丸出しのような願いをそのまま実現させるために動くことはありません。

 

それでは現世利益的なものは絶対に叶わないかと言えば、そうとも言えないところがややこしいところです。

 

もちろん誰かが得をすれば誰かが損をするような類いの願いはスルーされますが、例えば願いの種類が霊的向上に繋がる場合は何らかのかたちで願いが聞き届けられる可能性もなきにしもあらずです。

 

ただし、この場合は守護霊と人間が霊的に繋がっていることが大前提です。

 

そして、祈る側の心構えとして大切なことがあります。

 

それは、たとえ身勝手な願いであってもそれが自身の霊的向上に繋げるように努力すること、そして願いが叶おうが叶うまいが、人間が知覚できない部分で守護霊や指導霊が動いて下さっていることに頭を下げる気持ちです。

 

それができないのならば祈っても無駄だということになります。