【水波霊魂学】もっとも大切な欲望とは
人には誰にでも「欲望」があります。
仏教の世界では、色欲・食欲・睡眠欲・名誉欲・財欲を「五欲」というらしいです。
「欲望」と「幸福」には、強い関連性があって、自身の幸福度は、自己の欲望がどの程度満たされているかに左右されるということです。
自己の欲望が満たされていなければ人は不幸を感じます。
恋人が欲しい、仕事が欲しい、家族が欲しい、仲間が欲しい、お金が欲しい、家が欲しい、長生きしたい・・・、人の人生は欲望の連続です。
欲望そのものには善も悪もありませんが、現代の人々は大事な欲望を忘れてしまっています。
それは真実を知りたいという欲望です。
魂は霊的な真実を求めています。しかし、肉体の意識はそれを知りません。
かつては、神社仏閣という宗教施設や宗教教団に高い気がおりてきて、その場にいる人たちがその気に触れることによって、幽体をある程度健全に保つことも可能でした。
そして人々にも信仰心がありましたので、幽体が健全であれば守護霊や指導霊といった高級な霊魂からの霊的なインスピレーションを受けることも可能でした。
肉体の意識は何も分からなくても、幽体の意識は地上で生きている数十年の間に少しずつ、幽体の心の奥に隠れている霊的真実を求める気持ちを蘇らせることができ、他界した後に幽質界で霊的進歩のための生活を送ることが自然にできていました。
最近は、神を信じない神主がいる「なんちゃって神社」や葬式専門施設と化した寺院、利潤追求型宗教教団などが増えてしまって、いったい何を信じればいいのか分からない状況にあることも事実です。
それでも人は、欲望については霊的真実を求めるということを第一とするべきです。
霊的な真実は、肉体の意識はどれだけ頑張っても答えを知ることはありませんが、幽体は漠然とでもそれを感じることができます。
しかしながら霊的な真実は、一人で部屋にこもって本を読んでも永遠に知ることはできません。
まず、霊的に高級な気をおろすことができる施設や人の集まりを作ることが第一歩です。
一人でも多くの人に霊的真実を求める気持ちを持ってほしいと願っています。