死んだペット が災いを招き寄せる?

死んだペット

 

<前回の記事>

 

動物が下の世界に落ちないために

 

人間以外の動物は、基本的に法則の通りに生まれてそして死んでいく存在です。しかし、ペットは人間に飼われることを前提にして生きています。

 

この世の霊的環境を変化させられるのは人間だけですので、犬や猫のように何千年も人類に飼われることで人間との距離が近い動物は、地上の世界の霊的環境や飼い主の霊的な質がどんどん下がってくると、同じように下がっていきます。

 

ということは、ペットを含むすべての動植物の霊的な幸不幸のカギを握っているのは人間ということなのです。人間がこれ以上、この世の霊的な状況を悪化させないために努力しない限り、死後に辛い思いをする動植物は増える一方なのです。

 

 

スポンサーリンク

死んだペット が地上をうろつく

 

動物はこの世にいる間は脳の機能に縛られていて、人間とコミュニケーションする能力がありませんが、他界して肉体の脳が消えてしまいますと、人間の霊魂と意思疎通がだんだんできるようになるようなのです。

 

人間の霊魂は他の動物を圧倒する強い霊力を持っています。そんな世界で動物が独りぼっちで生きていくのは非常に困難です。したがいまして生前に人間に飼われていた犬や猫の霊魂は幽質界でも飼って欲しいと思うようです。つまり、他の人間の霊魂から自分の身を守ってもらうためにです。

 

これが幽質界だけで起こっているならばこの世にいる私たちには関係ないのですが、じつはこの世(=地上の世界)でも起こってしまっているようなのです。つまり、この世にいる人間の霊魂と動物の霊魂に主従関係が出来る場合があるということです。

 

この世にいる霊魂は、上の世界からやって来る霊魂と下の世界からやって来る霊魂がいます。

 

上の世界からやって来る霊魂はいわば期間限定の任務で来ていますので、地上の世界にいる動物の霊魂をペットにすることはありません。

 

一方、下の世界からやって来る人間の霊魂は、意図的に悪さをしようとして来ている霊魂と、あちらの世界が辛すぎて逃げてきた霊魂がいますが、いずれも地上の世界をあてもなくウロウロしている存在です。

 

さらに困ったことに、他界後にいったん下の世界に落ちてこの世に逃げてきた動物の霊魂も増えてきました。動物の霊魂がなぜ地上の世界に逃げてこなければならなかったのかといえば、幽質の世界にいる人間に虐待されるからです。

 

ですから、動物の霊魂、とりわけペットとして飼われていた犬や猫の霊魂は人間の霊魂に飼ってもらうことで自身を保護してもらおうとするわけです。それだけ人間の霊魂と動物の霊魂では霊的な力に大きな差があるのです。

 

その結果、地上をうろつく犬や猫の霊魂が、人間の霊魂の影響を受けたりあるいはその指示で動くというケースが出てきます。残念ながら彼らの霊的な質は低いので、その数が増えれば増えるほど地上を生きる人間や動物が霊的な悪影響を受けることになります。

 

 

動物の霊魂が及ぼす悪影響

 

仮に人間がいて、その人の幽体に不調があるとします。この時、近所の飼い犬に質の低い犬の霊魂が寄ったりしますと霊的に困ったことが起こることがあります。

 

どういうことかと言いますと、いろんな霊的に悪い影響を受けてしまった犬や猫が自分の周りにいっぱい居て、そうした動物と直接接触はしなくても、そばを通っていたりします。

 

通勤通学に使う道の途中にある家の飼い猫や飼い犬が霊的に悪い影響を受けていると、いちいち触らないですがその犬のそばを通っています。

 

それだけでもひとつ間違いますと、質の悪い幽気を吸い込んでしまう場合があります。そうなりますと時間の経過とともに幽体は不調になってしまい、そのまま他界しますと下の世界に落ちていきます。

 

もちろん全ての犬や猫に良からぬ霊魂が寄って来ているわけではありませんが、最近は人間の霊魂だけではなくて犬や猫の霊魂にまで気をつけなければならないというとんでもない時代になっています。

 

そんなことをいちいち気にしていたら生きていられないと思われる方もおられると思いますが、気にする気にしないというのはその人の主観でしかありませんので、悪いものを吸い込めば確実に霊的状況は悪くなります。

 

それはちょうど、目に見ないから私は放射性物質など気にしないと言っているのと同じことで、気にしようとしまいと高い線量の放射性物質を浴びれば肉体は確実に損傷します。

 

したがいまして、気にするしないはあくまで個人の自由意思ですのでそこに立ち入るわけにはいきませんが、肉体であろうと幽体であろうと、自由意思を行使して生活したことによって引き起こされた結果は自身がすべて引き受けることになります。

 

せめて自分のペットが他界後に下の世界に落ちないように対策することが必要です。

 

 


<参考書籍> ネコの死後はどうなるの? – ニャンコの救世主 水波一郎著

 

主人公は5匹の猫(コマチ、パトラ、クレス、シーザー、サンダー)と一匹の犬(チョコ)です。

 

5匹の猫は兄弟姉妹で、それぞれがそれぞれの人生を過ごして死後の世界に旅立ちます。

 

5匹の猫と犬は死後の世界で出会います。そして、どんどん進化していきます。そして、彼らは自分たちの進むべき方法を見つけて、さまざまな障害を乗り越えていきます。

 

彼らはなぜ苦労する羽目になったのか、動物の進化とはどういうことか。そして彼らが進もうとする道とは何か。

 

猫や犬に限らずペットを飼われている方は、是非ともお読みいただければ飼い主がいかにペットの死後に強い影響を与えているのかが分かっていただけると思います。