ペットを死後辛い世界に落とすのは 飼い主

飼い主

 

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人間もペットも霊的生命体ですので、肉体に幽体という霊的身体が重なっています。幽体というのは他界後に死後の世界(幽質界)で使用する身体です。

 

ここでは、仮に猫を飼っているとして、同じ空間に飼い犬と飼い主がいる場面を想定して見ます。

 

 

飼い主 の念

 

この世にいる間、私たち人間も猫も、肉体の脳が持つ機能によってしか動いていません。

 

猫は理性などありませんから、ただ寝たいだけ、食べたいだけ、遊びたいだけで生きています。

 

一方、飼い主である人間の脳はそんな単純ではなく、理性と感情が同居しています。人間は感情を理性によって抑えることができますので、見た目では笑っていても心のなかでは怒っていることが起こります。それでも見た目では笑っているのですからトラブルは起こりません。

 

見た目では何も起こっていないのですが、感情は動いています。それが霊的な観点からみますとある問題を引き起こします。

 

それは水波霊魂学でいう「念」の存在です。

 

飼い主は、可愛いという思えば寝ている猫にちょっかいを出しますし、猫が入ってはダメな場所に行こうとしたり、決められた場所以外で粗相をすれば怒ります。

 

もちろん、飼い主は主人なのでそれはそれで結構なのですが、厄介なのは感情(特に怒り)をぶつけた時に飼い主から猫に向かって念が飛ぶということです。

 

そしてその念が猫に命中すれば猫の幽体は傷つきます。

 

幽体が傷ついたままでは放置していますと、他界後に行く場所はたいてい辛い世界になってしまいます。

 

動物にとって辛い場所の典型は、攻撃してくる人間の霊魂がたくさんいる場所です。他界した人間の霊魂のうち下の世界に入ったような霊魂は怒り、恨み、妬みなどの強い感情を持っている場合が多く、そんな世界に紛れ込んでしまった動物たちは彼らの格好の標的になってしまいます。

幽体の存在(霊魂)はいくら攻撃されても死ぬことはありませんので、地獄の苦しみを味わうかもしれません。

 

 

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空間からの悪影響(質の低い幽気)

 

肉体は食物で栄養を補給していますが、肉体を重なっている幽体は水波霊魂学でいう「幽気」というものを空間から取り入れて栄養補給しています。排気ガスが多い場所の空気が人体に悪影響を及ぼすように、幽気の質が低いと幽体に悪影響を及ぼします。

 

幸いにして念が命中することがなくても、猫がじゃれてきたり人の膝の上で寝ている時には、飼い主の幽気を吸い込んだりします。仮に飼い主の幽気の質が悪いと居住空間にある幽気の質も悪いということですので、室内で飼っているペットはその空間で一生を過ごしますので、その悪影響をモロに受けてしまいます。

 

飼い主自身やご自宅の霊的状況が良ければ何の問題もないのですが、霊的なことに無縁な人たちが霊的に良い状態なわけがありませんので、飼い猫は当然悪い影響を受けていることになります。

 

現代は競争社会でそこに暮らす人たちは相手に対して強い感情を抱くことが多くなりました。これは念が飛び交うということです。また、質の高い幽気がおりてくる場所がなくなっています。これは人々から信仰心がなくなったことが大きいです。

いずれにしましても、現代に生きる動物、特にペットは人間の霊的な悪影響をモロに受けて下に落ちていくしかないというのが、悲しい現実なのです。

 

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<参考文献>

 

動物は死んだ後に人間のために自分がこんな世界に落ちたことを知るのです。