『 霊感が強い 』と言う人が分かっていないこと

霊感

 

 

霊感 が強くても霊魂が見えている人はいない

 

私は俗にいう霊感はありませんので、これまで幽霊の類は一度も見たことがありません。しかし、テレビなどを観ていますと自称『霊感が強い人』が自身が経験したことをお話しされています。

 

結論から言いますと、霊感が強くて私は霊が見えると言っている人は、じつは水波霊魂学でいう霊魂を見ていません。

 

これは彼らがインチキだと言っているのではありません。当然ながら嘘やインチキは論外です。また、人は誰でも勘違いしますので幽霊だと思っていたら枝が揺れていただけだったということもあるかもしれません。

 

しかしながら、他の人が見えない何かが見えている人はいるようです。

 

それがいわゆる霊魂ではないとしたら、彼ら彼女らに見えているのはいったい何なのかということになります。

 

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幽霊の正体は自分の間気

 

仮に霊感が強い人が自分の部屋でボーっとしていたとします。何となく窓のほうを向きますと窓から白髪の老婆こちらを睨みつけていました。

 

ビックリして部屋を飛び出し、恐る恐る自分の部屋を覗いたら誰もいませんでした。

 

よくある怪談話ですが、窓に映っていた白髪の老婆はいわゆる霊魂ではありません。

 

結論から言えば、その人の目から水波霊魂学でいう『間気』が漏れて、それが白髪の老婆に形を変えて視覚してしまったということです。

以前の記事でもお話ししましたが、間気という気は肉体という物質と幽体という幽質を接着している特殊な気です。この気は薄暗い所では見えることがあります。

 

もちろん間気が抜けただけで、お婆さんに変わるのではありません。お婆さんに変えているのは霊魂です。

 

つまり、人の目から間気が抜けているのは、肉体の目では視覚できませんが霊魂には視覚できます。霊魂からすれば格好の遊び道具です。

 

さっそく目から漏れている間気を引っ張り出して、加工を始めます。たまたまそれが人の顔に半化させれば、それを見ることができる人は「お婆さんがいた」となります。

 

 

幽質が見えなければ霊魂は見えない

 

間気が身体外部に漏れている人は相当数いるようですが、仮に不道徳な霊魂に見つかりますと遊び道具としては最高ですので、寄ってくることがあります。大量に漏れている人はそれだけでも病気になったり命にかかわることもあります。

 

死後の世界に行ったはずなのに、地上の世界に舞い戻ってきてその辺りをうろついている霊魂はたくさんいます。

 

本当に霊が見えるのならば、道を歩いていても、電車に乗っていても、会社で仕事をしていても、映画館で映画を観ていても、四六時中霊魂が見えているはずです。

 

電車の空席に霊魂が座っていたり、選手しかいないはずのフィールドに霊魂が走り回っていたり、すれ違う人の肩の上に霊魂が座っていたり、そんなものを毎日見続けて正常な感覚を保っていけるわけがありません。

 

それに、本当に霊魂が見えるのであれば、幽質が見えるということです。それならば人間には肉体と幽体が重なっているわけで、それも見えているということになります。

 

つまり、幽体が見えないということは幽質が見えないということです。したがいまして、じつは霊魂など見ていないということになります。

 

 

霊的なことを正しく知らないと不幸になる

 

霊が見える人は、人にはない特殊な能力が身に付いていると勘違いしているのか、何か誇らしく話している方が多いのですが、本当は自身の間気が漏れているからそんなことが起こっているということは、誇れるどころか早く対処しないと寿命を縮めたり病気や怪我に見舞われる可能性が高くなるということなのです。

 

それにもう一つ重大なことがあります。

 

それはそういうビジョンを見せるのは霊魂だということです。

 

霊が見えるという人や霊感が強いと思っている人の周囲で霊的な現象が起こっているのだとすると、ほとんど確実に良からぬ霊魂がそばにいるということです。

 

これも以前の記事に何度も書いていますが、良からぬ霊魂がそばにいるということは、その霊魂の影響を受けています。具体的には霊魂は肉体の目を持っていませんので地上の世界のことはよく分かりません。ということは人物の特定も困難です。そこで霊魂は何をするのかと言うと、目印を付けます。自分の気(幽気)を特定の人間に付着させることによって、他人と区別できます。

 

霊魂から幽気をくっ付けられますとどうなるのかと言いますと、幽体の具合が悪くなります。もちろん直ぐにどうのということはないにせよ、幽体の不具合は長い時間をかけて肉体にも悪影響を与えます。

 

万が一、そんな状態で他界すれば、その霊魂に手を引かれていくことになります。当然、たどり着く場所は苦悩に満ちた世界です。

 

霊感が強いとか霊が見えるとか言って喜んでいるということは、その人の自由意志がそれを見せる霊魂に向いているということですので、その人の守護霊は手も足も出ません。

 

お盆の時期に怪談話で盛り上がるのは結構ですし、霊感が強いということで自分が主役になれるわけですので、自己顕示欲は満たされるかもしれませんが、それが霊的にどういう意味があるのかを知らないと自分の人生を不幸にします。