宗教とは一切関係がありませんの詭弁
『 宗教とは一切関係がありません 』と言わないと商売できない悲しい時代
現代は宗教に対する嫌悪感を抱く人が多いようで、ネットなどを見ましても「 宗教とは一切関係がありません 」という注意書きを書いてある団体や個人が多いです。
それは主に精神世界を扱っているようなのですが、どうした訳かわかりませんが心理カウンセラーまでわざわざ告知されていたりします。
確かに宗教がもとになって、人がたくさん殺されたりした歴史もありますし(我が国でも地下鉄に毒を撒いた集団もいました)、個人の自由意思に配慮しない強引な布教活動を行なう団体もあるようですので、人々が敬遠するのも仕方がない面はあります。
ただ、間違ってはいけないのは、宗教が悪いのではなく人間が悪いということです。宗教を悪用したり曲解したりした人間がいたことが不幸なのです。
それにしても昨今の宗教を嫌悪する状況は、少し行き過ぎだと感じています。
心理カウンセラーが宗教とは無関係と告知するのは理解できますが、瞑想やヨーガを扱っているところまで「こちらは宗教とは何の関係もありません」と告知するのはもはや詭弁です。
なぜならば、瞑想、ヨーガ、座禅、滝行などは、いずれも宗教の修行法です。
中途半端な真似事は悲劇を招くかもしれない
私は、水波霊魂学を15年ほど学んでおりますが、少なくとも私の感覚では、心身のリラックスのために瞑想をするとか、スポーツクラブでヨーガをするとか、それらはまさに宗教の修行を実践しているようにしか見えません。しかも、きちんとした指導者の下で習ったのではなく本に書いてあった内容をそのまま真似ているだけであれば、霊的には非常に憂慮すべきことです。
本人にはそのつもりはさらさらないでしょうが、見る者が見れば、宗教の修行をしている人に見えます。
ここでいう見る者とは、人間の目には見えません。
こちらはリラックスしたいだけでも、あちらから見れば「瞑想して能力開発したいのか。それなら手伝ってやろう」と勝手にお節介を焼かれる可能性もゼロではありません。
宗教を信仰するしないは個人の自由ですが、少なくとも昔からある宗教の修行法などに手を出す時は、リスクがあるということを念頭においてほしいと思います。