幽気と間気 について ~不足すると長生きできません

幽気と間気

 

 

 

水波霊魂学では人間に影響を及ぼす気について学ぶことになるのですが、今回はその中で間気と幽気という2つの気について書いていこうと思います。この2つの気は性質も役割も異なるものですので、今回の記事で少しでも明確に出来ればと思います。

 

幽気と間気

 

間気とは?

 

まず、間気とは幽体が生産している気で、肉体と幽体を接着する働きがあります。この気は幽体という物質ではないものと肉体という物質を接着する特殊なもので、これは身体外部に漏れては霊的に困ったことが起こります。

 

しかし、最近はなぜなのかは知りませんが身体外部に間気が漏れている人がたくさんいるようで、これはもともと半分物質のような性質を持っていますので、暗い場所で不道徳な霊魂が漏れている間気を顔の形に加工すれば、敏感な人には幽霊のように見えてしまうことがあります。

 

よく、霊が見えると言う人がいますが、大抵の場合は、自分の間気や周囲にいる他者の間気を不道徳な霊魂が利用して、幽霊っぽく加工したものを見せられていることが多いようです。

 

したがいまして、霊が見えるといって喜んでいる人は自分が霊的障害になっている可能性がありますので気を付けて下さい。

 

間気を生産する幽体は、肉体のように親が作ったものではなく、全く別の個性ですので親子であっても間気の質はまったく異なります。

 

さらには、肉体と幽体が密着していれば肉体に霊的な活力が入りますので、こういう意味でも間気は身体内に常に満ちていて、かつ漏れていないことが大切になります。

 

 

幽気とは

 

肉体に血液が流れているように幽体には幽気という気が流れています。流れていると言いましても、血管のように決められた道を流れているわけではありません。

 

幽気は幽体内部だけではなく、大気中にも存在しています。簡単に言えば外部から幽気を吸収して栄養分にしているわけです。ただ、母親の胎内にいる間や生まれてしばらくは母親から幽気を吸収するのですが、成長とともに母親以外の外部から吸収するようになっていきます。

 

幽気は幽体の栄養分と書きましたが、吸収する幽気の質が低ければ幽体は活力を失っていきますし、質が高ければ幽体は活力を増していきます。幽体の活力が上がれば間気の生産量も上がりますので肉体と幽体がより密着することができ、肉体に霊的な活力が入ります。

 

つまり、質の高い幽気を吸収できるか否かが重要だということです。幽気は外部から吸収する気ですので幽体内部に幽気が満ち溢れて一部が身体外部に出ていても問題はありません。

 

また、幽気は間気と違い、親子であれば質が似ています。ただし、子供が成長するにしたがって母親以外の幽気を吸収するようになりますと、質が異なっていくことがあります。この質の違いが大きくなりますと、霊的にお互いに違和感を感じることが多くなります。そして仮に親子の仲が険悪になった時に少し困ったことが起きる可能性もあります。

 

同様に、他者との関係で馬が合う合わないといった感覚や、ある特定の場所に違和感を覚えることも幽気の質の違いが関係していることもあるようです。

 

 

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他者の間気を吸い込むことで起こる問題

 

人は肉体と幽体を接着されるために水波霊魂学でいう『間気』が必要です。これは幽体が生産しているのですが、幽体の状態が良くない時にはその生産能力が落ちてしまいますので間気が不足した状態になります。

 

また、肉体の部位の疲労や病気などが原因となって、その部位の間気が激しく消費されてしまって結果的に不足してしまうこともあります。

 

肉体と幽体が間気によって密着している部位は、幽体から霊的な活力が肉体に入るのですが、間気が不足している部位は霊的な活力が入りませんので、長い目で見れば肉体の力も弱ってきます。

 

もちろん肉体の不調の原因は霊的なものだけではありません。病原体となるウイルスが侵入すれば病気になりますし、新鮮でない生魚を食べればアニサキスが悪さをすることもあります。

 

しかし、霊的な要因で病気になることもあるようで、この場合は長い時間をかけて肉体に悪影響を与えたことによって病気を引き起こすことになります。

 

幽体に本能があるのかどうかは知りませんが、何らかの原因で間気が不足した場合、それを自身の生産能力で補えないと、手っ取り早く他から吸い込もうとするようなのです。

 

たいていは、目、口、喉から吸い込んでしまうことが多いようなのですが、他者に触れる機会が多い人(医師、看護師、整体師や最近はアイドル歌手)は、手から吸い込んでしまうこともあるようです。

 

もともと間気が満ちていれば、他者の間気を吸い込む必要などありませんし、他者に触れたからといって何も起こらないのですが、自身の幽体が弱っていますと他者から吸い込もうとしますし、逆に相手の幽体が弱っていますと吸われてしまうということが起こる恐れがあります。

 

いずれにしましても、霊的には良くありません。他者の間気を吸い込んで一時的に間気を補充したかたちになり、肉体と幽体の密着具合は上がったとしましても、しょせん異質なものは異質でしかありませんので、長期的に見れば霊的な悪影響を受けることになります。

 

また、他者に間気を抜かれてしまえば、自身の肉体と幽体の接着が薄くなってしまいますので寿命は縮まりますし、霊的な活力が失われた部位は病気や怪我をしやすくなりますので、これも霊的に良くない状態です。

 

他者の幽気を吸い込むことで起こる問題

 

 

他者といいましても、守護霊や指導霊に祈念して質の高い気を下ろしてもらってそれを吸収することは何の問題もないばかりかそれが理想なのですが、実際はそれができる人はほとんどいません。

 

実際は、空間にある幽気を吸っているか他人の幽気を吸い込んでいることがほとんどです。これらの幽気の質が高ければ問題はないのですが、現実は質が低いのでそれを吸収した幽体は活力が下がっていくことになります。

 

幽体の活力が下がりますと、前述しましたように間気の生産能力が落ちますので肉体にも悪影響が出ますし、幽体の心が不安定になります。幽体の心は心の奥に隠れていますが、この部分が不安定になったり荒くなったりしますと、表面の心にじわじわと悪影響を与えることになります。

 

さらに困ったことに、幽体内部を流れる幽気の質の違いが人間関係に影響を及ぼすことがあります。これは親子であっても同じで、長い年月を経て親と子の幽気の質が異なってしまって、同じ空間にいてお互いの幽気に違和感を抱いていることが多くなりますと、ちょっとしたことで心の奥がどっと表面に出てきて感情的になることがあります。

 

すべての親子に起こることではありませんが、中には「子どもがいるせいで自分のやりたいことができなかった」と思っている親もいるかもしれませんし、子どもは子どもで「親なんて大嫌いだ」と思ったことがあるかもしれません。こうした心の奥に沈んでいる心理がちょっとしたことで表面に出て来ることになりますと、修復しがたい結末を招くこともあります。

 

 

幽体の活力を上げることが大切

 

このように、質の低い幽気しか吸収できない幽体は活力が下がり、間気の生産能力が落ちて肉体と幽体の接着が薄くなります。この状態を放置しますと寿命が縮まりますので他者の間気を吸い込んでとりあえず補充しようということになります。

 

ですが、他者の間気はしょせんは異物ですので幽体はさらに活力を落とすことになりますし、文字通り悪循環です。

 

そうなりますと、不道徳な霊魂の目に留まりやすくなり、仮に寄って来られてしまえば本格的に霊的な不幸の道を歩んでしまうことになります。

 

幽体は目には見えませんし、不調になったとして肉体は知覚できません。死んでから自分の幽体がボロボロだったことに気が付いても時すでに遅しです。

 

そうなる前に、この世にいる間に、何とかして幽体の活力を上げることが大切なのですが、それは幽気と間気の2つの気をきちんと整えるということなのです。