【水波霊魂学】水をお供えする意味
神社には直会(なおらい)という行事があります。
これは神事の最後に神前に捧げた神酒や神饌(しんせん、供物のこと)を参加した者一同で食する儀礼のことです。
神社の見解を詳しく拝見したわけではないので、現在行われている直会がどういう位置づけで行われているのかは知りませんが、神の前に水(または酒など)をお供えするということはとても重要なことです。
水は人と高貴な存在を繋ぐものとして、大昔からずっと使われてきました。
水は自分自身を清めるものであると同時に霊的な気を吸収するための媒体の役割を果たします。
私たちは、神社や自宅の神棚に水(または酒など)を供えます。
よくお供え物を神様が飲んだり食べたりすると仰る方がおられますが、もちろん神様が食物を戴くわけがありません。
供え物をするのは、「ここ(お供え物)に神々の御力をおろして下さい」という意味です。
私たち人間は、肉体という未熟な身体を持っている身であり、高貴なる力を直接得ることは非常に困難です。
ですから、神々に水を捧げます。
そしてその水におろして頂いた分だけ、私たちは力を得ることができます。
人は神を知ることはありませんが、水の入った容器の大きさの分だけ、自己と神とを繋ぐ力を得ることができます。
その水を体内に入れることによって、人は高貴なる存在に連なることができるのです。