悪い方角 というものは存在するのか

悪い方角

 

 

悪い方角 は存在するのか

 
引っ越しや旅行に行く際に「方角」を気にされる方がいます。私は風水の知識はまったくありませんので詳しいことは分かりませんが、方角を間違えると不幸に見舞われるらしいです。

 
私は水波霊魂学を勉強している者ですので、そちらの知見を述べることしかできませんが、結論から言いますと、水波霊魂学では方角の良し悪しについては特に言及していません。

 
したがって、これは私見になりますが、悪い方角というものがあるとするのなら、それは個々人の霊的状況、自宅を中心にした地理的な霊的状況に大きく左右されるものであると思います。

 
それでは、「方角」によって、人の幸不幸に影響を及ぼすことがあるかということですが、考え方によってはあるかもしれません。

 

 

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霊的に質の低い場所があればその方角は良くない

 
単純な例で言えば、自宅があって最寄駅が北にあるとします。最寄り駅周辺には雑居ビルがいくつか建っていて、仮にそこにブラック企業が入居していて、恨みとか嫉みとかその他諸々の霊的に低い気が散乱していますと、いわゆる不道徳な霊魂の溜まり場になることがあります。

 
そういう場所には強い念を出す人がいますし、その念によって幽体という霊的身体が傷ついている人もいます。これは不道徳な霊魂から見ると、「是非ともお友達になりたい」人たちがたくさんいる場所です。

 
したがって、この場合は自宅から見て北の方角はあまり良くないと言えます。仮に事業を始めようとして、その場所にある雑居ビルに入居しますと、その場所に溜まっている霊魂に悪い影響を与えられる恐れがありますし、通勤・通学で最寄り駅を利用しているだけであっても、毎日そのビルの前を通っていれば目を付けられる可能性もあります。

 
反対に霊的な意識の高い霊魂が集まる場所があれば、そこはとても良い場所となるのですが、残念ながらそんな場所はほぼ消滅してしまっています。

 
 

大切なのは方角ではなく、霊的状況の良し悪し

 
あと、大切なことは、先ほどの最寄り駅の例で言いますと、駅の南に住んでいる人にとっては北が悪いですし、駅の西に住んでいる人にとっては東が悪いということです。必ず北が悪いという訳ではありません。その人がどこに住んでいるかによって悪い方向が変わるのは当たり前のことです。

 
そして、霊魂はその場にじっとしているわけではありません。彼らも「新たなる出会い」を求めてあちらこちらに移動しています。ということは、この世の霊的な環境が悪くなればなるほど方角など関係なくなります。

 
霊的な環境が悪くなる要因はいろいろありますが、そのひとつが人の心です。これが荒れれば荒れるほど環境は悪くなります。

 
いじめやハラスメントの問題は、この世の人間だけの問題ではなく、じつは霊的な環境にも少なからず悪影響を及ぼしています。

 

 

霊的現象を起こすのは霊魂であるということ

 
方角が良い悪いという場合、そこに霊魂が絡んでいるとすれば、もう一つ、厄介な問題があります。

 
それは、人間が他界していわゆる霊魂となるというプロセスに関係しています。つまり、人間がこの世で作り上げた表面の心は、霊魂となっても消えないどころか他界後も表面の心となって継続していくということです。

 
簡単に言えば、肉体の表面意識は他界して霊魂となっても表面意識であり続けるということです。

 
方位に関する学は大昔から存在していたわけで、それらを学んで信じていた人たちがたくさん他界して霊魂になっています。ということは、仮に鬼門に水場をおいてはいけないということを信じている霊魂が、それに合わせた動きをする恐れがあるということです。

 
もちろん、霊魂に見つからなければ特に何も起こらないと思われますが、何らかの原因で目を付けられて災厄を意図的に起こされたのではたまったものではありません。

 
方角に拘る方は拘れば良いですし、私がそれについて何か言える立場ではありませんが、霊魂を信じる方は霊的に悪いことが起こるのは方角が原因ではなく不道徳な霊魂が関与しているということを知っていただきたいと思います。