【水波霊魂学】現代人と祈り(1)

キャンドル

黄色のキャンドル

 

人々は昔から神に祈ってきました。

 

たいていは、自分の救いを求めてだと思います。

 

普段は宗教に無縁の生活をしていても、試験があったり、病気になったり、子どもが生まれるとなれば神様に祈る人もたくさんいます。

 

この時、ご本人は真剣に祈っているかもしれませんが、残念ながらその祈りはいわゆる高級な霊魂には届いていないのが現実です。

 

なぜなら、祈りというのは肉体の脳が行いますが、その想念は幽体から発せられます。

 

この時、その想念はそれを受け取れる幽体を持つ存在(霊魂)に届くことがあるのですが、現代人は幽体の活力が低い人が多く、弱い幽体から発せられる想念は質が落ちてしまっているのです。

 

したがいまして、現代人の祈りが届くかもしれない相手は、高級霊魂ではなく人間の幽体に近い性質を持つ霊魂ということになります。

 

人間に近い幽体を持つ霊魂は、多くの場合、他界してからそんなに時間が経過していないことが多いようです。

 

例えば他界して5年や10年程度の霊魂は、霊的な技術に対する知識が浅いことがほとんどですので、仮に人間からの想念が届いたとしても、それを叶える方法が分からないのです。

 

ですから、霊魂が本気で人間の願いを叶えてやりたいと思ったとしても、それはとても困難なことなのです。

 

<参考文献>
『たましいの救い』水波一郎著